毛穴も、ざらつきも、化粧ノリも気になる。全部に効くものを探した結果、アイテムだけが増えている方へ。

この記事では、複数ある肌悩みから先に手をつける1つを決める手順を、現場で使っている順に3つ整理します。

気になるところが1つではないまま、アイテムだけが増えていく

カウンセリングでお悩みを伺っていると、1つで収まることのほうが少ないです。毛穴、ざらつき、テカリ、化粧ノリ。順に挙げていくうちに、気づけば4つとも出てきます。

そうなると、探すものが自然と「全部に効くもの」になります。

ところが全部に効くものを探しているつもりで、実際には全部に少しずつ手を出すことになる。ここが分かれ目だと思っています。

何かを足して、しばらくして別の何かを足して。それを繰り返した結果、手元にあるものは増えたのに、どれが効いているのかは分からないまま。

同じことをおっしゃる方に、何人もお会いしてきました。

誤解のないように書いておくと、これは選び方が下手だったという話ではありません。高いものを買ったのがよくなかった、重ねたのがよくなかった、という話でもない。

商品の良し悪しではなく、同時に動かした数の話です。

増やしても決まらないのは、先に1つを選ぶという作業を飛ばしているからだと私は思っています。

同時に増やすと、効いたものと効かなかったものの区別がつかなくなる

先に言葉を1つ決めておきます。ここで言う「効いた」は、肌が変わったという意味ではありません。自分で判定できたかどうか、という意味だけで使います。

2つ以上を同時に動かすと、そのあとに何かを感じても、感じなくても、どちらの影響なのかが決まりません。両方かもしれないし、どちらでもないかもしれない。

決まらないまま、次を足す。また決まらない。手元のものは増え続けるのに、判断の材料だけが増えていきません。

だから絞るというのは、我慢の話ではないと思っています。判定できる状態を先につくる作業のほうです。

増やすこと自体を否定しているわけではありません。増やす順番の話です。

増やしても変わらなかったときの話は、届いている範囲のほうから先に書きました。この記事は同じ場面を、どれから手をつけるかの側から書いています。

スキンケアが届く範囲を、深さの側から整理した話

S:RAでは、お悩みを最大2つ選んでいただいたあと、必ず1つに絞ります

これは私の個人的な方針ではなく、カウンセリングの手順としてあらかじめ決めてあることです。

S:RAでは施術前のカウンセリングで、あらかじめ用意した選択肢からお悩みを最大2つまで選んでいただいています。3つでも4つでもなく、2つまでです。

そのうえで、その2つから優先を1つに絞る、という手順がそこから先に続きます。全部を同時に扱わないことが、運用として先に決めてある、ということです。

絞ったあとに、必ず伺っていることがあります。もしそのお悩みが解決したら、一番何がしたいですか、という質問です。

この問いに返ってくるのは、肌の状態の話ではないことがほとんどです。返ってくるのは、具体的な場面のほう。

最も多いのは、ファンデを塗らずに出かけたい、という内容のものです。

つまり絞る基準は「どの悩みが重いか」ではありません。どの悩みが片づくと、いちばんやりたいことに近づくか。そちらのほうです。

重さの順に並べようとすると、どれも同じくらい気になって決まらないことが多いです。やりたいことの側から見ると、順番がつくことがあります。

1つに絞るときの、3つの決め方

ここからが持ち帰りです。読み終わったあと、今日そのまま使えるところまで書きます。

1. 思い浮かんだ順で選ばない。朝いちばん手数をかけているほうを選ぶ

気になっている強さは、日によって変わります。前の晩によく眠れたか、その日の光がどうだったか、どこの鏡で見たか。思い浮かんだ順は、その日の気分の順になりやすいです。

一方で、実際にかけている手数は変わりにくい。朝、鏡の前に立ってから家を出るまでのあいだに、いちばん時間をかけているのはどこか。そこを見てください。

手数が多いところは、自分がいちばん手間をかけて何とかしようとしているところです。気分ではなく、行動のほうが先に答えを出しています。

2. 選んだ1つを、「毎日同じ条件で確かめられるか」で見直す

同じ時間・同じ場所・同じ明るさで見られるものを、先に置きます。

朝の洗面所で、毎日同じように目に入るもの。これは確かめられます。夕方の外出先の鏡で気づくもの、その日の照明で見え方が変わるもの。これは確かめにくい。

確かめられないものを1番目に置くと、続けているのかどうかが自分で分からなくなります。分からなくなると、また次を足したくなる。最初の話に戻ってしまいます。

確かめにくいほうが大事ではない、という意味ではありません。1番目に置くと途中で迷子になりやすい、というだけです。

3. 残りは捨てない。順番の2番目に置くだけにする

やめる、ではなく、後にする。この言い換えができないと、絞る作業そのものが我慢に見えて続きません。

紙でも、スマートフォンのメモでもかまいません。1番目と2番目を書き出して、順番をつけておくだけで十分です。

2番目があると分かっていれば、1番目に集中していても、置き去りにした感じがしません。ここが続くかどうかの分かれ目になります。

そして、絞ったあとに変えるのは、一度に1つ。次を足すのは、1つ目を自分で判定できてからにしてください。

まとめ ― 絞り方を、もう一度3行で

  • ① 思い浮かんだ順ではなく、朝いちばん手数をかけているほうから選ぶ
  • ② 毎日同じ条件で確かめられるものを先に置く
  • ③ 残りは捨てず、順番の2番目に置く

この3つは今日から使えます。ただ、絞る基準そのものは、悩みの側だけを見ていても決まりません。


この記事に書いたのは、絞るための手順です。基準そのものについては、あえて答えを書きませんでした。

先に、自分の肌が水分の側と皮脂の側のどちらで崩れているかが分かっていると、絞る基準がひとつに決まります。

S:RAでは施術の前に、全20問・約2分の肌タイプ診断を実施しています。

どれから手をつけるかを決める前に、まず自分の肌タイプを知りませんか。

ノーファンデ肌管理サロン S:RA(エスラ)中目黒
東急東横線・日比谷線「中目黒駅」正面出口より徒歩6分/完全個室・完全予約制

▶ 毛穴撃退コースの詳細はこちら(肌タイプ診断についてもこのページに書いています)
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※本診断はカウンセリングを目的としたものであり、医学的な診断ではありません。
※当サロンの施術はエステティックの範囲で行うものであり、医療行為ではありません。
※効果・実感には個人差があります。

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