取れば取れるのに、数日で同じ場所がまた詰まる方へ。この記事では、取り方を強くする前に、取ったあとの3日間に何を見ておくと次の判断が変わるかを、毛穴を毎日見ている施術者の立場から整理します。

取れば取れるのに、数日で同じ場所が同じように詰まる

取った直後の鏡は、たしかにきれいに見えます。ざらつきも引いて、しばらくは触っても気になりません。

ところが数日経つと、同じ場所が同じように詰まってきます。顔の他のところではなく、いつも決まった場所です。

この往復を何度か繰り返している、とおっしゃる方に、私はこれまで何人もお会いしてきました。

そして多くの場合、その方たちはもう自分なりの答えを1つ持っています。ここはもともとそういう場所なのだ、という半分あきらめた形の答えです。

そう片づけたうえで、それでも気になるので、次は取り方のほうを探しにいきます。もっと落ちるもの、もっと奥まで届くもの、という方向です。

でも、探す方向はそこではないかもしれません。取り方が足りないのではなく、取ったあとの数日をどう過ごしたかが同じだから、同じ結果に戻っているのかもしれません。

少なくとも私は、繰り返している場所についてうかがうとき、取り方より先に、取ったあとのことを聞くようにしています。

取り方を強くする方向に進む前に、回数と範囲のほうを見ています

先に書いておきたいのは、除去そのものを目的にしたケアが無意味だ、という話ではないことです。

洗い方を変える、吸い出す、ふやかしてから取る。どれも、今そこにある詰まりを減らすための手段としては、きちんと成立しています。

ただ、繰り返している場合に増えていくのは、強さではありません。回数と範囲のほうです。

1か所だったものが2か所になる。取る間隔が少しずつ短くなる。そういう形で増えていくことがあります。

道具のせいではなく、回数と範囲の話です。どちらが上ではなく、目的の置き場所が違います。

今そこにある詰まりを減らすことと、詰まりにくい状態を目指すことは、そもそも欲しい結果が別々です。前者を何度繰り返しても、後者には自動的には届きません。

S:RAの診断では、詰まりを皮脂側と水分側の両方から挟んで聞いています

S:RAでは、ご来店の前に肌タイプ診断にお答えいただいています。全20問で、所要は約2分です。

この20問の並びが、詰まりをどう見ているかをそのまま表しています。

毛穴の詰まりを聞く設問は、皮脂を見る4問のうちの1つとして置かれています。 同時に、テカりの裏に乾燥が隠れていないかを拾う3問のなかに、角質のゴワつきを聞く設問が入っています。

つまり詰まりの周辺を、皮脂の側と水分の側の両方から挟んで聞いている形です。どちらか片方の設問だけで詰まりを見ていないのは、設問を並べた時点からの設計です。

詰まっているのだから皮脂が多いのだろう、と1本の線で決めない作りになっています。現場で見ていると、そこまで単純に決まらないからです。

肌の生まれ変わりの周期が関係しているとも言われています。ただ私は、それを目の前の詰まりと一本の線で結んで説明しないようにしています。ご自分では確かめようがないからです。

かくれ乾燥を拾う3問には、角質のゴワつきと並んで毛穴の形も入っています。形の見方は先に書きました。

毛穴の形で見え方が変わるという話

排水口が詰まるのは、流れてくる量と、通り道の硬さの両方で決まります

詰まりの話をするとき、私が現場でよく使う言い方があります。詰まった排水口の話です。

流れてくる量が多ければ、当然詰まります。ここは分かりやすいところだと思います。

ただ、同じ量が流れていても、通り道の側が狭く硬くなっていれば、少ない量でも詰まります。量だけでは決まらない、というのがこの例えで言いたいことの全部です。

皮脂の側が、流れてくる量にあたります。水分の側が、通り道の状態にあたります。

対応させるのはここまでです。この先、体の中で何が起きているかは、この例えでは説明できません。

現場で見ていると、どちらか一方だけ、ということはあまりありません。両方が同時に働いていて、その割合が人によって違う、という見え方をします。

だから私は、どちらかに決めてから対策を選ぶのではなく、どちらの割合が大きいかを先に見るようにしています。

割合の見当がつくと、次に足すものと、いま減らしていいものが変わります。逆に言えば、そこが分からないまま何かを足しても、当たっているのかどうかが分からないままになります。

取ったあとの3日間に見る3つのこと

ここからがこの記事の本体です。次に取ったときから、そのまま使える見方を3つ書きます。

3つとも、その場で何かを判定するためのものではありません。ここで書けるのは、見る場所と数え方までです。

1. 翌朝、その場所が何時ごろからテカり始めるかを見る

取った翌朝に見るのは、テカっているかどうかではありません。テカり始める時刻のほうです。

起きた時点ではどこも同じに見えることが多いので、そこからしばらく置いて、最初に光り始めるのがどこかを見ます。

比べる相手は他人ではなく、自分の顔の他の場所です。取った場所が他より早いのか、同じくらいなのか。見るのはそれだけです。

量ではなく時刻を見るのは、そのほうが数えやすいからです。多いか少ないかは、その日の気分や照明で印象が変わります。いつからかは、時計で確かめられます。

2. ざらつきが戻るまでの日数を数える

取った箇所を、指の腹で軽くなぞります。力を入れず、同じ時間帯に、同じ指で、というのが条件です。

こするのではなく、触れて分かる程度で足ります。確かめるための動作なので、それ以上は要りません。

数えるのは日数だけです。翌日なのか、3日目なのか、それとも1週間そのままなのか。きれいになったかどうかは数えません。

3. 同じ場所以外にも出ているかを見る

3つ目は範囲の話です。詰まっているのがその1か所だけなのか、周りにも同じように出ているのか。

1か所に集中しているのか、広がっているのかで、見るべき側が変わってきます。ここも、どちらなら何、という答え合わせはしません。今の広がり方を覚えておくだけです。

3つを1回分としてまとめておく

3つとも、その場で結論が出るものではありません。だから、1回分の記録として残しておくことをおすすめしています。

日付と、テカり始めた時刻と、ざらつきが戻るまでの日数と、広がり方。スマートフォンのメモに4行あれば足ります。

これがあると、次に取るかどうかを、その日の気分ではなく前回の記録で決められるようになります。

1回分だけでは、その回がたまたまだったのかどうかまでは分かりません。2回分たまると、前回との差のほうが見えてきます。

見えるのは差だけで、答えではありません。それでも、次に何を試すかを自分で選べる材料にはなります。

この時期は、テカリが引いたあとにざらつきだけが残って見えることがあります。その見え方については先に書きました。

夏の毛穴が9月に目立って見える理由

取ったあとの3日間に見るのは、時刻・日数・広がりの3つ

  • ① 翌朝、その場所がテカり始める時刻
  • ② ざらつきが戻るまでの日数
  • ③ 同じ場所以外への広がり

繰り返す場所を減らしたいとき、取り方を変えるのは最後でいいと思っています。先に、皮脂の側で起きているのか水分の側で起きているのかを決めるほうが早いからです。


この記事に書いたのは、取ったあとに見る場所です。皮脂の側と水分の側のどちらの割合が大きいかは、見ているだけでは決めきれません。

そこは測ってみないと決まらないところです。S:RAでは施術前に、全20問・約2分の肌タイプ診断を実施しています。

ノーファンデ肌管理サロン S:RA(エスラ)中目黒
東急東横線・日比谷線「中目黒駅」正面出口より徒歩6分/完全個室・完全予約制

▶ 毛穴撃退コースの詳細はこちら(肌タイプ診断についてもこのページに書いています)
https://sra-beauty.com/lp/?utm_source=note&utm_medium=article&utm_campaign=kakusen-kurikaesu

※本診断はカウンセリングを目的としたものであり、医学的な診断ではありません。
※当サロンの施術はエステティックの範囲で行うものであり、医療行為ではありません。
※効果・実感には個人差があります。

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