朝はきれいに仕上がったのに、夕方の鏡でファンデが毛穴に落ちている。そんな方へ。原因は塗り方より、日中の肌側の条件にあります。夕方だけ出る理由と、今日から変えられる3つの手順をまとめました。
毛穴を小さくしたいのではなく、ファンデを塗らずに出かけたい
朝、時間をかけて整えたときは、たしかにきれいだった。それが夕方、退勤前に鏡をのぞくと、小鼻や頬の内側にファンデが溜まって、毛穴の位置がひとつずつ浮き上がって見える。
外出先で気づいた日は、その後がずっと落ち着かない。
ここで「朝の量が足りなかった」と受け取られる方が、とても多いです。翌朝もう少し重ねる。夕方また落ちる。だからもっと重ねる。現場で見ていると、この繰り返しがいちばん遠回りになりやすいです。
困っているのは毛穴そのものではなく、毎朝ファンデを塗る時間と、夕方それが崩れていないか気にし続ける疲れのほうではないか。 お話をうかがうたびに、そう思います。
検索するときは「毛穴」と打ちます。悩みの名前として、それがいちばん近いからです。でも実際に減らしたいのは、朝の10分と、日中に鏡を確認する回数のほうだったりします。

サロンでうかがっていても、返ってくる答えの最多は「毛穴を小さくしたい」ではありません。
なのでこの記事は、ゴールを「毛穴を消す」ではなく「塗る量を減らせる状態を目指す」に置き換えて進めます。隠す技術ではなく、隠す面積を減らす方向です。
夕方だけ出るのは、日中に皮脂が増えてファンデが動くから
まず切り分けから。同じ商品を同じ量、同じ手順で塗っているのに夕方だけ落ちるなら、変わったのはファンデではなく肌側の条件だと考えるほうが自然です。
日中に何が起きているのか。一本の線にすると、こう言われています。
- うるおいが足りなくなる
- 肌が守ろうとして皮脂が出やすくなる
- 皮脂と汗でファンデが動く
- 動いたファンデが毛穴のくぼみに溜まり、影になって見える
あくまで一般的に説明される流れで、どこで崩れているかは方によって違います。
大事なのは、夕方に毛穴が大きくなったわけではないということ。
溜まって影ができた分、見え方が変わっている。私の実感でも、夕方に見せていただく状態は「輪郭がはっきりした」というより「中が暗くなった」に近いです。
上に乗っている量が多いほど、動いて溜まる量も増えます。隠すために重ねたぶんが、そのまま夕方の材料になる。商品の良し悪しではなく、単純に量の話です。
テカっているのに内側は乾いている、かくれ乾燥と呼ばれることのある状態もあります。皮脂が出ているぶん、自分では乾燥に気づきにくいと言われています。
見分け方は、別の記事に3つ書いています。
▶ https://note.com/sra_nofande/n/nea5ee71eabbd
相談は毛穴の話ではなく、ファンデの話として持ち込まれる
S:RAでは、施術前のヒアリングで聞く順番を固定しています。その3つめに「もしそのお悩みが解決したら、一番何がしたいですか?」という質問があります。
この答えで最も多いのが「ファンデを塗らずに出かけたい」です。
毛穴のお悩みで来られた方でも、掘っていくと、返ってくる言葉はほとんどファンデの話です。近所に出るだけなのに塗らないと出られない。夕方まで持たないから直す道具を持ち歩いている。そういう話をよくうかがいます。

だからS:RAは、対策の設計を「毛穴を小さくする」側ではなく「塗る量を減らせる状態を目指す」側に振っています。サロン名の「ノーファンデ肌」も、ファンデを否定する言葉ではなく、頼る量を減らしていける状態を目指す、という方向の名前です。
下地や塗り方だけで解決しきらない方が多いのは、変わっているのが日中の肌側だからだと考えています。
今日から変えられる3つ ― 朝の順番、日中の直し方、夜に足す1つ
朝は「足す」より「待つ」。塗る前の1〜2分で変わる
順番はこうです。
- スキンケアを終えたら、そのままベースを重ねずに1〜2分置く
- その間に髪を結ぶ、歯を磨くなど、手を使う別のことをする
- 触って、指に化粧水や乳液がつかなくなってから塗り始める
肌の上に水分が残ったままベースを乗せると、それが乾いていく過程でよれやすくなります。この1〜2分があるかないかで、夕方の溜まり方はけっこう変わると感じています。
量は、場所ごとに変えます。
- 小鼻・Tゾーン・頬の内側(皮脂が出やすい)…いつもの半分から始める
- 目のまわり・口のまわり(乾きやすい)…いつもどおりでかまわない
塗り方は、毛穴を「埋める」ではなく「薄く均す」方向へ。指の腹で外側に向かって薄く伸ばし、足りないと感じたところだけ、後から少しだけ足します。
ひとつ前の見出しで書いたとおり、上に乗っている量が多いほど、動いて溜まる量も増えます。埋めようとした量が、そのまま夕方の材料になります。
日中の直し方を「足す」から「戻す」に変える
崩れた上にそのまま重ねると、動く量がさらに増えます。順番を逆にします。
- まず余分な皮脂を押さえる。ティッシュやあぶらとり紙を肌に置いて、2〜3秒待ってから離す
- よれた部分を、スポンジの角で軽く押さえて均す
- 足すのは、影が気になるところだけ最小限
力加減は「拭く」ではなく「置く」。滑らせると摩擦になり、よれも増えます。焦って擦ってしまったという話は本当によくうかがいますが、そこがいちばんもったいないところです。
皮脂は取りすぎると、かえって出る量が増えると言われています。あぶらとり紙が悪いのではなく、回数と範囲の問題です。気になる部位だけ、1日2回程度までを目安にしています。
タイミングも変えます。崩れてから直すのではなく、時間を決めて前倒しにする。
昼食のあとと、夕方の予定に入る30分前。この2回を先に決めておくと、1回あたりに直す量そのものが少なくて済みます。
夜は落とし方を見直して、水分側を1つ足す
夜は「しっかり落とす」より「摩擦を減らす」を先に置きます。
- クレンジングは規定量を守る(少ないと指が肌に直接あたります)
- 顔の上で動かす時間は60秒程度まで。長くこすらない
- 洗顔は泡を転がすだけ。指の腹で肌をこすらない
- 拭くときは、タオルを押しあてて水分を移す
そのうえで、水分側を1つ足します。化粧水を重ねづけする、朝と夜で保湿の量を変える、乾く部位だけ後から足す。どれか1つでかまいません。
テカりが気になる方ほど、さっぱり系だけで揃えて、皮脂対策に寄りきっていることがあります。
線の始まりは「うるおいが足りなくなる」ところなので、そこを埋めないうちは日中の条件が変わりにくいと感じています。洗顔の回数を増やす方向には行かないほうがいい、というのが私の考えです。

そして、1日で変わるものではありません。まずは1〜2週間、朝の1〜2分と夜の1つを続けてみてください。
※効果・実感には個人差があります。
夕方の毛穴落ちは、隠す技術より塗る量を減らす方向で考える
- 悩みの本体は毛穴ではなく、ファンデにかかる手間と気疲れ
- 変わっているのはファンデではなく、日中の肌側の条件
- 対策は「隠す技術を上げる」より「隠す量を減らす」方向で組む
- 今日からできるのは、朝の1〜2分、日中の「戻す」直し方、夜の水分側1つ
ここまでは、どなたにも共通する一般論です。
塗る量を減らす方向に振るとき、先に決めることがあります。水分側で足りていないのか、皮脂側で出すぎているのか。ここが逆だと、同じ手順でも噛み合いません。
S:RAでは施術前に、全20問・約2分の肌タイプ診断で、うるおい量と皮脂量を数値にしています。ここから先は、測らないと決まりません。
ノーファンデ肌管理サロン S:RA(エスラ)中目黒
東急東横線・日比谷線「中目黒駅」正面出口より徒歩6分/完全個室・完全予約制
▶ 毛穴撃退コースの詳細はこちら(肌タイプ診断についてもこのページに書いています)
https://sra-beauty.com/lp/?utm_source=note&utm_medium=article&utm_campaign=nakameguro-keana-care
※本診断はカウンセリングを目的としたものであり、医学的な診断ではありません。
※当サロンの施術はエステティックの範囲で行うものであり、医療行為ではありません。
※効果・実感には個人差があります。