毛穴ケアを一通り試したのに変わらない、という方に向けて書きます。毛穴には丸・涙型・帯状の3つの形があり、形によって見えているサインが違います。この記事を読むと、鏡の前で自分がどの形かの目安をつけられます。
毛穴ケアを一通り試して効かなかった方が、見落としていること
毛穴用の洗顔料。週1回の毛穴パック。収れん化粧水。スチーマー。クレイマスク。
一通り試した、という方は本当に多いです。
何を足しても頬の毛穴だけが変わらない。そのうち「自分のやり方が雑なんだろう」と思うようになる。そう話される方に、私は何度も会っています。
そこから人は、もっと強いケアに向かいます。回数を増やす。時間を長くする。もっと吸着すると書いてあるものに買い替える。
でも私は、ここが分かれ道だと感じています。
というのも、毛穴はひとつの状態ではないからです。同じ「開いて見える毛穴」でも、形が違えば見えているサインが違います。形を見ないまま強いケアだけを足していくと、自分に必要のない工程が増えていきます。
この記事では、毛穴の形を丸・涙型・帯状の3つに分けます。鏡の前で自分がどれに近いか目安をつける方法と、形ごとに今日の夜から変えられることまで書きます。

毛穴の形は3タイプ。丸・涙型・帯状で、見えているサインが違います

丸型:円に見える毛穴
頬の広い面や小鼻のまわりに、ぽつぽつと円形に見えるタイプです。ひとつずつが独立していて、輪郭に角がありません。
中に詰まりがあるときほど輪郭がはっきりして、影が濃く見えます。年代を問わず出る形で、10代・20代の方にも見られます。
涙型:縦に伸びた毛穴
頬に出やすい、円ではなく縦に長いしずくのような形です。世の中では「たるみ毛穴」と呼ばれることもあります。
この形には、自分で確認できる特徴があります。上を向いて鏡を見ると目立ちにくくなり、下を向くと縦に伸びて見える。丸型では、この差があまり出ません。
肌の土台(真皮層)にあるハリの元(コラーゲン)や、肌の弾力を支えるもの(エラスチン)が年齢とともに減っていくと言われていて、その話とセットで説明されることが多い形でもあります。
帯状:縦の線につながって見える毛穴
涙型が縦に並び、ひとつひとつの境目が分かりにくくなって、線のように見える状態です。「帯状毛穴」と呼ばれることがあります。
頬の内側、小鼻から頬へ向かうあたりに出やすい印象です。
3つは、混ざります
大事なのはここです。3つは排他ではありません。顔全体をひとつの形に決める必要はないです。
小鼻は丸、頬の上は涙型、内側は帯状。そういう混ざり方は普通にあります。私が実際に見ていても、顔のどこも同じ形という方のほうが少ないです。
順番については、丸 → 涙型 → 帯状と変わっていくものとして説明されることが多いです。ただ、時間が経てば必ずそうなる、とは私は書きません。年齢が上でも丸型が中心の方はいますし、その逆もあるからです。
毛穴の形は皮脂だけの結果ではなく、水分側のサインでもあります
S:RAでは、来店前に全20問・約2分の肌タイプ診断に答えていただいています。この20問のうち3問を、「かくれ乾燥」を拾うためだけに割いています。
そのうちのひとつが、毛穴の形です。
残りの2問は、朝の洗顔後につっぱってからテカるまでの「時間差」と、角質のゴワつき。この3つをセットで見ています。
なぜ皮脂の設問とは別に、水分側の設問として毛穴の形を置いているのか。理由は、テカっている方を脂性肌と取り違えないためです。
うるおいが足りない肌が、乾燥から守るために慌てて油でフタをしている。私が現場でよく使う説明です。
表面だけ見ればテカっているので、皮脂の多い肌に見えます。でも足りていないのは水分側かもしれない。
もちろん、形だけで水分側だと決められるわけではありません。私の実感では「その可能性がある」というところまでです。
毛穴の形と一緒に見ている残り2つのサインについては、こちらに詳しく書きました。
▶ https://note.com/sra_nofande/n/nea5ee71eabbd

私が施術前に、肌に触れる前から形を見ている理由
S:RAでは、施術前の順番が決まっています。先に形を見て、そのあとで触れて確かめる。 この順番は変えません。
理由は単純で、先に触れてしまうと皮脂の量という情報に引っ張られるからです。手にしっとりした感触が残ると「脂っぽい肌」という印象が先に立ち、形の情報が後ろに追いやられます。
だから、見るのが先です。
見るときの条件も決めています。完全個室で、毎回同じ明るさにすること。光の角度が変わるだけで、同じ毛穴が濃くも薄くも見えるからです。
そして形の話をすると、よく返ってくる言葉があります。「毛穴に種類があると思っていなかった」。本当に多いです。
開いているか、開いていないか。その2択で見ている方が、私の実感ではほとんどだと思います。
鏡の前で1分。自分の毛穴の形に目安をつける3ステップ
STEP1 条件をそろえる
- 洗顔したあと、化粧水をつける前に見る
- 自然光か、白色の照明の下で(オレンジ系の照明だと影が出て濃く見えます)
- 頬を正面から。鏡から20〜30cmくらい離れて
この工程が一番大事です。 日によって場所と明るさが変わると、毛穴が変わったのか光が変わったのかが分からなくなります。
STEP2 正面のまま、形を見る
円に近いか。縦に伸びているか。縦の線につながって見えるか。この3つのどれに近いかを見るだけです。
STEP3 上を向いて、同じ場所をもう一度見る
上を向いたときに目立ちにくくなるなら、縦方向のサインとして見ることが多いです。向きを変えても見え方があまり変わらないなら、詰まり側のサインとして見ることが多いです。
強く押したり、皮膚を引っぱって伸ばしたりはしないでください。肌を傷めますし、伸ばせばどんな毛穴でも形が変わって見えます。
部位ごとに答えが分かれても間違いではありません。ひとつに決めなくて大丈夫です。
※本診断はカウンセリングを目的としたものであり、医学的な診断ではありません。

タイプ別に、今日から自宅でできること
丸型に近かった方へ:落とす工程を見直す
- 洗顔の時間を測る。顔にのせてから流すまで、長くても1分程度に
- ぬるま湯にする。熱いお湯は必要なうるおいまで持っていきます
- こすらない。手を動かすのではなく、泡を動かすだけ
涙型に近かった方へ:与える工程を先に厚くする
- 化粧水の量を減らさない。1回で入れずに、2回に分けて重ねる
- 疲れた日は、量ではなく工程の数のほうを削る
帯状に近かった方へ:まず、足さない
- 新しい強いケアを足す前に、今のケアから摩擦を1つ減らす
- コットンを手のひらに変える/拭き取りを一度やめてみる、など
3タイプ共通で、ひとつ
日中に乾きを感じたら、その場で一手を重ねること。ミストや乳液を上から少量で構いません。夜だけ頑張って日中は放置、が一番もったいないと感じています。
どれも毛穴そのものをなくす方法ではありません。毛穴の目立ちにくい状態を目指すための、今日変えられる一手です。
※効果・実感には個人差があります。
形は自分で見分けられる。原因が皮脂側か水分側かは、見た目では決まらない
- 毛穴の形は丸・涙型・帯状の3つ。部位ごとに混ざります
- 形は皮脂だけの結果ではなく、水分側のサインでもあります
- 鏡の前で1分あれば、自分の形の目安はつけられます
- ただし、その形になっている原因が皮脂側か水分側かは、見た目では決まりません
形は今日、鏡の前でご自分でも見分けられます。ただ、その形になっている原因が皮脂側なのか水分側なのかは、見た目だけでは決まりません。
そこから先は、うるおい量と皮脂量を数値で出したほうが早いです。S:RAでは施術の前に、全20問・約2分の肌タイプ診断を実施しています。今日のセルフチェックより、もっと正確に測れます。
ノーファンデ肌管理サロン S:RA(エスラ)中目黒
東急東横線・日比谷線「中目黒駅」正面出口より徒歩6分/完全個室・完全予約制
▶ 毛穴撃退コースの詳細はこちら(肌タイプ診断についてもこのページに書いています)
https://sra-beauty.com/lp/?utm_source=note&utm_medium=article&utm_campaign=nakameguro-keana-care
※本診断はカウンセリングを目的としたものであり、医学的な診断ではありません。
※当サロンの施術はエステティックの範囲で行うものであり、医療行為ではありません。
※効果・実感には個人差があります。