毛穴のケアを一通りやってきて、それでも変わらないので「体質だから仕方ない」で終わらせかけている方へ。この記事では、毛穴を小さくする話をしません。代わりに、変わらないと言われている側と、今日の条件で動く側を分ける3つを整理します。
答えを出す記事ではありません。分け方だけを書きます。
一通り試したうえで「体質だから」で終わらせかけて、まだ検索している
洗い方を変えて、化粧水を変えて、パックの回数も試した。それでも見え方が変わらないまま、「体質だから仕方ない」という言葉にたどり着く。
同じことをおっしゃる方に、私はこれまで何人もお会いしてきました。
ただ、その言葉で完全に納得できているわけではないのだと思います。納得できていたら、今こうして検索していないはずだからです。
「体質」で片づけると、いったんは楽になります。一方で、そこから先にやることが何もなくなります。 終わりの言葉なので、次の一手が出てきません。
私は、体質かどうかを決める立場にありません。ただ、決めなくても進める分け方があると思っています。
遺伝の話を、「だから変わらない」と一本の線で結ばない理由
毛穴の大きさや数には、生まれ持ったものの影響があると言われています。この話自体は、調べるとあちこちで見かけると思います。
ただ私は、それを「だから変わらない」と一本の線で結んで説明しないようにしています。 現場で見ていると、そこまで単純ではないからです。
そう思っている理由になっている見え方が、2つあります。
- 同じ方の同じ場所でも、季節によって、週によって、見え方が違う日があります
- 同じ方の顔の中で、左の頬と右の頬に差が出ていることがあります
どちらも、私が施術の前に見ている範囲の話です。ここから「だから変えられます」という結論を引き出すつもりはありません。引き出せるだけの材料を、私は持っていません。
言えるのは、生まれ持ったものの話と今日の条件の話を、同じ一本の線の上に並べないほうがいい、ということだけです。この記事では、二つを分けたまま扱います。
S:RAの診断が測っているのは、うるおい量と皮脂量という「今日の条件」だけです
S:RAでは、施術の前に全20問・約2分の肌タイプ診断を実施しています。そこで見ているのは、うるおい量と皮脂量です。どちらも、今日の状態のほうにあたります。
そして、20問のどこにも入れていないものがあります。 生まれ持った毛穴の数も、そのつくりも、一度も伺っていません。
意図して入れていません。その場で確かめられないことを伺っても、当日の判断材料にならないからです。ご自宅でも確かめようがないことを思い出していただく時間は、そのまま使いどころがなくなります。
カウンセリングでお話を伺うのも、今日から数ヶ月のあいだの範囲が中心になります。生まれたときの話には、こちらから入っていきません。
つまり20問は、答えを集める前の段階で「その日に確かめられるもの」と「確かめられないもの」を先に分けてあります。この記事の分け方は、そこから持ってきました。現場で使っている線を、そのまま文章にしただけです。
分けるための3つ ― 増えたのは数か目立ち方か、毎日同じか、場所が決まっているか
ここからが本体です。3つとも、その場で答えが出なくてかまいません。
① 増えたのは数なのか、目立ち方なのか
「毛穴が増えた」と感じたとき、そこには別々の話が2つ混ざっています。実際に数そのものが増えたのか、数は同じまま目立ち方のほうが変わったのか。
数のほうは、生まれ持ったものとして語られる側にあります。目立ち方のほうは、今日の条件として語られる側にあります。同じ「増えた」という一語の中に、性質の違う2つが入っているということです。
ここで、自分がどちらだったかを決めなくて大丈夫です。むしろ、思い出せないほうが普通だと思います。以前の数を数えていた方に、私はお会いしたことがありません。
目立ち方のほうを見分ける手がかりについては、先に別の記事に書きました。ここでは形には立ち入らず、数と目立ち方を分けるところまでにします。
② 毎日同じように見えるのか、日によって違うのか
毎日ずっと同じように見えているのか。それとも、日によって、あるいは1日のなかでも違って見える時間があるのか。
生まれ持ったものとして語られている側は、日ごとに入れ替わる話としては語られていません。ですので、日によって違って見えるぶんは、この記事の分け方でいうと動く側に置かれます。
3つのなかでは、これがいちばん自分で確かめやすい観点です。 特別な道具も、以前と比べるための記録も要りません。
③ 顔全体なのか、場所が決まっているのか
顔全体が同じように気になるのか。それとも、同じ場所だけが繰り返し気になるのか。
ここで見ているのは広さです。顔全体という広さのままだと、どこが動いたのかが分からなくなります。ここが分かれていないと、この先に見る場所も決まりません。
ここまでの3つについて、読み方をひとつだけ書いておきます。この3つは、体質かどうかを判定するためのものではありません。3つとも「思い出せない」で終わっても、それで構いません。
そして、3つのうちいくつ当てはまったか、という読み方はしません。当てはまった数は重さの目安ではなく、ここに点数はありません。分けるための観点であって、判定ではないからです。
分けようとした時点で、「毛穴が気になる」という顔全体の話が、ひとつ小さくなっています。
体質かどうかは、私には測れません。測れるのは今日の条件のほうです
体質かどうかを決めるのは、私の仕事ではありません。エステティックの範囲で仕事をしている以上、私が語れる範囲はもともと決まっています。
S:RAで測っているのは、うるおい量と皮脂量という今日の条件のほうだけです。生まれ持ったものについては、測る道具も、測る立場も持っていません。
毛穴の話でよく見かけるのは、「生まれつきの影響はあるけれど、ケアで小さくできます」という着地のほうだと思います。この記事は、その着地を取りません。取らない理由は単純で、私の立場からは、そこまでは言えないからです。
書かれていることが間違っている、という話ではありません。私が言える範囲がそこまでだ、というだけの話です。
「生まれつきだから」で止まっていた場所を、もう一度見られる状態にすること。この記事でできるのは、そこまでです。
今日からできる、変わらない側と動く側を分ける3つ
今日の夜にできる作業として、3つ書きます。新しく買うものはありません。今のケアも、今日は変えないでください。
① 顔全体の話をやめて、場所をひとつに絞る
いちばん気になっている場所をひとつだけ選んで、この先はその場所だけの話にします。顔全体のままだと、何を分けているのか自分でも分からなくなります。
② その場所の「ずっと同じだったこと」と「この数ヶ月で変わったこと」を、分けて書き出す
正確でなくてかまいません。思い出せないほうは、空欄のままにしておきます。書き出す先は、スマホのメモでも手帳の隅でも足ります。
③ 「体質」という言葉を使わずに、その場所を説明してみる
この一語は、そこから先の説明を全部引き受けてしまいます。使わずに説明しようとすると、自分が実際に見ているものだけが残ります。
この3つは、答えを出すための作業ではありません。答えを出さなくても進める場所まで、話を小さくするための作業です。
毛穴を小さくする、という言い方をこの記事で一度もしなかったのは、S:RAが目指している場所がそこではないからです。名前にある「ノーファンデ」は、ファンデを使わない人になろう、という意味ではありません。ファンデに頼る量を、減らしていける。その方向を指しています。
分けるための3つを、もう一度3行で
- 増えたのは数なのか、目立ち方なのか
- 毎日同じように見えるのか、日によって違うのか
- 顔全体なのか、場所が決まっているのか
この3つは今日から分けられます。ただ、今日の条件がうるおい側と皮脂側のどちらに寄っているかは、分けるだけでは決まりません。
この記事に書いたのは、分け方です。体質かどうかは、この記事でも測れません。
S:RAでは施術前に、全20問・約2分の肌タイプ診断を実施しています。測っているのは、生まれ持ったものではなく、今日のうるおい量と皮脂量のほうです。分けたあとは、もっと正確に測れます。
ノーファンデ肌管理サロン S:RA(エスラ)中目黒
東急東横線・日比谷線「中目黒駅」正面出口より徒歩6分/完全個室・完全予約制
▶ 毛穴撃退コースの詳細はこちら(肌タイプ診断についてもこのページに書いています)
https://sra-beauty.com/lp/?utm_source=note&utm_medium=article&utm_campaign=keana-umaretsuki
※本診断はカウンセリングを目的としたものであり、医学的な診断ではありません。
※当サロンの施術はエステティックの範囲で行うものであり、医療行為ではありません。
※効果・実感には個人差があります。
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