ファンデの塗り直しが増えてきて、減らせるものなら減らしたい方へ。この記事では、塗り方のテクニックではなく、今日どこにファンデを置いたかを記録する手順を、毎日肌を見ている施術者の立場から3つに整理します。

なぜ塗り直しが増えるのか、という理由のほうには立ち入りません。扱うのは記録だけです。

毎朝、ファンデを最初に置く場所は、たいてい決まっている

朝、支度の途中でスポンジやパフを持ちます。そのとき最初にどこへ置いたかを、覚えている方はあまり多くありません。

ほとんど考えずに手が動いていて、毎日ほぼ同じところから始まっている。そういう状態です。

一方で、夕方に直す回数が以前より増えている、持ち歩く道具が少しずつ増えている、という自覚のほうははっきりあります。

そこまで分かっているのに、では何が気になって塗っているのかは、言葉にしたことがない。 同じことをおっしゃる方に、私はこれまで何人もお会いしてきました。

気になっている場所が分からないまま塗り方だけを変えても、どこが直ったのかを確かめる基準がないのだと私は思っています。

塗り方を変える前に、自分がどう塗ったかを見ていない

塗り直しを減らしたいと思って調べると、出てくる整理はよく似ています。厚塗りに見えない塗り方、崩れにくくする重ね方、崩れたときの直し方の手順。

どれも理にかなった整理だと思います。同じものを使っていても、置き方ひとつで持ちは変わります。塗る技術そのものを、私は否定しません。

ただ、この整理が答えているのは**「どう塗るか」という技術の問い**です。どこを隠したいのか、という別の問いには答えていません。

技術が決まっても、隠したい場所は決まりません。順番でいえば、隠したい場所のほうが先にあります。

この記事が扱うのは、そちらです。どう塗るかではなく、どこに、いつ塗ったか。記録のほうです。

記録する3つ ― 塗り始め、厚く見えた場所、塗り直した時刻

ここからが本体です。書くのは1日1行だけ。スマホのメモでも、手帳の隅でもかまいません。

新しく買うものはありません。今の塗り方も、今日は変えないでください。変えるのは、書き留めるかどうかだけです。

① どこから塗り始めたか

  • いつ:朝、塗り終えた直後
  • どこに:スマホのメモか手帳の隅に1行
  • 何を:最初にスポンジやパフが触れた場所を、部位の名前でひとつだけ

書くのは「小鼻」「頬の内側」「あご」のような、ひとことで足ります。理由は書きません。

思い出せない日は「思い出せない」と書いてください。翌朝から見れば足ります。数日書けなかったからやり直し、ということもありません。

② どこだけ厚く見えたか

  • いつ:昼、鏡を見たとき
  • どこに:朝と同じ1行に足す
  • 何を:ファンデが溜まって見える場所を、多くても2つまで

ここは**「厚く塗った」ではなく「厚く見えた」で書く**のがポイントです。塗った量の記録ではなく、見え方の記録だからです。

3つも4つも挙がる日は、いちばん目についた2つに絞ってください。全部書くと、あとで並べたときに差が読めなくなります。

③ 何時ごろ塗り直したか

  • いつ:塗り直した、その場で
  • どこに:同じ1行に足す
  • 何を:時刻と、直した場所

時刻は何時台までで足ります。あとから思い出して書くと、記憶のほうが丸まってしまうので、その場で1行だけ足すのが続けやすいです。

そして、直さなかった日は「直さなかった」と書いてください。 直さなかった日の記録が、あとでいちばん効きます。

なぜ夕方にかけて塗り直しが増えるのかは、先に別の記事に書きました。ここでは理由には立ち入らず、何時ごろだったかを書き留めるところまでにします。

夕方だけファンデが毛穴に落ちる理由

1週間つづけると、同じ場所の名前が並びます

3つとも1行に収まるので、慣れれば10秒で終わります。1週間つづけると、その1行が7本たまります。

そこで初めて、同じ場所の名前が何度も並んでいることに気づきます。並んだ場所が、いま自分が気にしている場所の目安になります。

ひとつ、読み方の注意を書いておきます。3つとも思い当たったから重い、1つだから軽い、という読み方はしません。数はその週の条件の記録であって、点数ではありません。

カウンセリングで最初に見ているのは、肌ではなくファンデの置き方

S:RAでは、ご来店の方の肌を見るより先に見ているものがあります。その日、どこにファンデを置いてきたかです。

正面から光の当たり方を見ると、乗っている量が均一でない場所があります。小鼻のわき、頬の内側、口もと。厚く乗っている場所は、その方が隠したいと思っている場所と、たいてい重なります。

そのうえで、いつも伺っています。今日はどこから塗り始めましたか、と。この質問に即答される方は多くありません。

つまり記録する3つは、こちらが最初に見ている情報を、ご自分で先に集めておく作業にあたります。当日その場で思い出そうとするより、1週間分の1行のほうが正確です。

サロンの名前が指しているのは、塗る量のほうです

サロンの名前について、一度だけ書かせてください。答えが見つからないまま過ぎた何年かが、このサロンの出発点です。

だからこの名前は、ファンデを否定するために付けたものではありません。この名前が指しているのは、ファンデに頼る量を減らしていける状態のほうです。結果ではなく、向かう方向に付けています。

塗るのをやめましょう、という話ではありません。塗ること自体は、何も悪くないと思っています。

そのうえで、何を隠すために塗っているのかが自分の言葉になると、頼る量を減らしていく方向の起点ができます。記録の3つは、その言葉をつくるための作業です。

場所が特定できたら、ケアを足す前に条件のほうを確かめる

記録で分かるのは、場所までです。なぜそこだけ肌側の条件が違うのかは、記録では分かりません。

そして場所が分かると、そこに何かを足したくなります。ただ、分かった直後に足してしまうと、足したことで変わったのか、その週の条件で変わったのかが、あとから切り分けられなくなります。

順番はこうです。記録する。条件を確かめる。そのうえで、足すかどうかを決める。

テカる肌が実は水分側で崩れている、という話は先に書きました。確かめる側の材料になります。

テカる肌が、実は水分側で崩れているという話

隠したい場所が自分の言葉になった時点で、進む方向はもう決まっています。

今日から記録する3つを、もう一度3行で

  • 朝、どこから塗り始めたかを1行
  • 昼、どこだけ厚く見えたかを1行
  • 塗り直したその場で、時刻と場所を1行

この3つは今日から書けます。ただ、なぜそこだけ条件が違うのかは、記録では分かりません。


この記事に書いたのは、記録のとり方です。ご自分の肌が今どの状態にあるかは、記録では分かりません。

そこは測ってみないと決まらないところです。S:RAでは施術前に、全20問・約2分の肌タイプ診断を実施しています。記録で場所の目安がついたあとは、もっと正確に測れます。

ノーファンデ肌管理サロン S:RA(エスラ)中目黒
東急東横線・日比谷線「中目黒駅」正面出口より徒歩6分/完全個室・完全予約制

▶ 毛穴撃退コースの詳細はこちら(肌タイプ診断についてもこのページに書いています)
https://sra-beauty.com/lp/?utm_source=note&utm_medium=article&utm_campaign=fande-nurihajime-kiroku

※本診断はカウンセリングを目的としたものであり、医学的な診断ではありません。
※当サロンの施術はエステティックの範囲で行うものであり、医療行為ではありません。
※効果・実感には個人差があります。

#スキンケア #毛穴ケア #エステ #ノーファンデ #ファンデーション #化粧直し #毛穴落ち