「3ヶ月前から」と書いてある記事を、もう1ヶ月を切ってから読んでいる方へ。この記事では、残り時間が短いときに何を増やすかではなく、やることをどう減らすかを、当日を迎える側の準備として3つ整理します。

「3ヶ月前から」と書いてある記事を、1ヶ月を切ってから読んでいる

予定の日はもう決まっています。式でも、前撮りでも、久しぶりに人に会う日でも同じです。

決まっているからこそ調べます。出てくるのは、たいてい表の形をした記事です。3ヶ月前から、2ヶ月前から、1ヶ月前から。何をいつ始めるかが順に並んでいます。

ただ、その表を開いている時点で、もう1ヶ月を切っている。そういう方は少なくありません。

このスケジュール表が間違っているとは思いません。間に合う人にとっては、よくできた道しるべです。 ただ、そこに書かれているのは「間に合う人が何をするか」であって、残り時間が足りないと分かった人が次に何をすればいいか、ではありません。

同じ検索をしているのは、式を挙げる本人だけでもありません。招かれる側、写真に写る側、久しぶりに人に会う側。予定の日を持っている人は、みんな同じ表に行き着きます。

サロンでも、悩みより先に予定の日をおっしゃる方がいます。その日までにどうにかしたい、というご相談です。同じことをおっしゃる方に、私はこれまで何人もお会いしてきました。

残り時間が短いと分かったときにまずすることは、間に合わせ方を探すことではないと私は思っています。

「間に合わせる」という発想を、一度降ろします

新しいことを1つ増やしたとき、それが自分に合うかどうかは、しばらく使ってみないと分かりません。残り時間が短いというのは、その「しばらく」が手元に残っていないという意味です。

予定の日が近いうちは新しい化粧品を避けたほうがいい、というのは、調べるとよく出てくる話です。ただ私は、その理由を効果の側では説明しません。理由は1つだけで、合うかどうかを確かめる時間が残っていないからです。

そこでこの記事では、ゴールを置き換えます。「当日までに肌を変える」ではなく、**「当日に、初めてのことを持ち込まない」**のほうへ。

体調や睡眠と肌の関係についても、いろいろ言われています。ただ私は、それを当日の見え方と一本の線で結んで説明しないようにしています。

ものの良し悪しの話ではありません。確かめる時間が残っているかどうかの話です。

残り日数で変えるのは、ケアの中身ではなく「試してよいかどうか」のほうです

残り日数で変わるのは、何をするかではありません。新しいことを試してよいかどうか、という判断のほうです。

私が置いている目安は3つだけで、日付ではなく、確かめる時間が残っているかどうかで分けています。

  • 確かめる時間が残っているとき … 新しいものを1つだけ試す。同時に2つ変えない。そのまま同じ条件で置いて、様子を見る時間を取る
  • 残っていないとき … 新しいものは増やさない。今あるもので条件をそろえる
  • 予定の日が目の前のとき … 当日に、初めてのことを1つも持ち込まない

何日前ならどれ、という線引きはしていません。同じ残り日数でも、毎日同じ手順を踏める方と、日によって変わる方とでは、確かめられる回数が違うからです。

当日の見え方を左右するのは、肌の状態だけではなく、その日に塗る量のほうでもあります。そこは日常のメイクの側から先に書きました。この記事は同じ話を、特定の一日の側から書いています。

夕方のファンデの毛穴落ちを、塗る量の側から整理した話

解決したら何がしたいかを聞くと、返ってくるのは肌の状態ではなく場面のほうです

S:RAでは、カウンセリングで順番を決めて4つのことをうかがっています。そのうちの1つが、もしそのお悩みが解決したら、一番何がしたいですか、という問いです。

この問いに返ってくるのは、肌の状態ではないことがほとんどです。返ってくるのは、場面のほうです。いちばん多いのは、ファンデを塗らずに出かけたい、というものです。

どこがどうなりたいか、ではありません。どこで、誰と、どう過ごしたいか。

順番を決めてうかがっていると、ゴールは最初から肌の側ではなく、ある日の自分がどうであるかの側に置かれていることが見えてきます。

結婚式も前撮りも久しぶりの再会も、その「ある日」がはっきり決まっているというだけです。

だからこの記事は、当日までに肌をどうするかの話ではなく、当日までの過ごし方の話として書いています。

予定の日まで、増やさないための3つ

ここからがこの記事の本体です。今日から予定の日までの過ごし方を、3つに絞って書きます。使うものは変えません。

1. 増やすのは、確かめる時間が残っているときだけ

新しいものを足すのは、そのあと同じ条件で置いて様子を見る時間が取れる場合に限ります。残っていないなら、増やす代わりに条件をそろえます。

条件をそろえるというのは、毎日同じ時間に、同じ手順で、同じものを置くということです。今日は丁寧に、明日は簡単に、と日によって変えない。やることはそれだけです。

増やさないのは我慢ではありません。予定の日まで、ブレを作らないための作業です。

2. 前日と当日に「初めて」を1つも入れない

初めての洗い方。初めてのシートマスク。初めて受ける施術。当日に初めて使うメイク用品。

これを全部、前日と当日から外します。当日に使うものは、前日までに一度そのまま試しておきます。順番も量も当日と同じにして、通しで1回やってみる。

当日の自分の状態は、自分で読み取れるようにしておきたい、と私は思っています。初めてのものを当日に残さないのは、そのためです。

3. 当日に効かせようとせず、当日の手数を減らしておく

当日にやることを、前日までに紙に書き出します。順番に並べて、その日に思い出さなくていい形にしておく。

持ち物も同じです。当日の朝に選ぶものを、前日のうちに決めておきます。当日に決める作業を1つ減らしておく、というだけの準備です。

当日に何かを効かせにいく準備ではありません。当日の自分の手数を減らしておく準備です。

3つに共通していること

3つとも、肌に何かを足す話ではありません。当日の自分が持ち込むものを減らす話です。

当日にやることが少ないほうが、その日の自分の状態は自分で読み取りやすい。私が現場でお伝えしているのは、そこまでです。

増やすのは、予定の日が終わってからで構いません。

増やさないと決めたあと、今あるものをどの順番で置くかは、別の記事に書いています。

ケアの順番を、部位ではなく先に足りないほうで決める話

残り時間が短いときの3つを、もう一度3行で

  • 増やすのは、確かめる時間が残っているときだけ。残っていないなら条件をそろえる
  • 前日と当日に「初めて」を1つも入れない
  • 当日に効かせようとせず、当日の手数を減らしておく

この3つは今日から動かせます。ただ、今どこで崩れているかは、増やすのをやめただけでは分かりません。


この記事に書いたのは、残り時間が短いときの引き算です。

増やすより先に手元に置いておきたいのは、今どこで崩れているのか、という材料のほうだと私は思っています。そこは測ってみないと決まらないところです。

S:RAでは施術前に、全20問・約2分の肌タイプ診断を実施しています。回答は来店前にできるので、予約を決める前に、材料だけ先に手に入ります。

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※本診断はカウンセリングを目的としたものであり、医学的な診断ではありません。
※当サロンの施術はエステティックの範囲で行うものであり、医療行為ではありません。
※効果・実感には個人差があります。

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