季節の変わり目だけ肌が落ち着かない方へ。この記事では、「ゆらぎ肌」と「敏感肌」を一時的か慢性的かの二択で決めず、肌タイプとは別の軸として見るための4つの観点を、施術者の立場から整理します。
この時期だけ落ち着かないのか、いつも落ち着かないのか
季節の変わり目になると、いつものケアがいつものように収まらない。そう感じる時期があります。
やっていることは先月と変わらないのに、朝の仕上がりだけがいつもと違う。同じことをおっしゃる方に、何人もお会いしてきました。
そこで多くの方が止まるのが、自分は敏感なほうなのか、それともそのときだけなのか、という問いです。
これが決まらないと、次の一手も決まりません。ケアを敏感肌向けのものに総入れ替えすべきかどうかで、手が止まったままになります。
カウンセリングで伺っている限り、ためらう理由は費用ではありません。入れ替えたあとに、何を基準に良し悪しを判断すればいいのかが分からないことのほうが大きいようです。
一度に全部を変えてしまうと、良くも悪くも何が効いたのか分からなくなる。それが分かっているから動けない。
決めきれないのは、観察が足りないからではないと私は思っています。2つを1本の線の上で比べようとしているからです。

「一時的か、慢性的か」の二択では、次にすることが決まりません
ゆらぎ肌と敏感肌の違いを調べると、よく見かける整理があります。一時的なものと、続いているもの。この2つを呼び分ける、という整理です。
期間の長さは手がかりのひとつです。いつ頃から気になり始めたかは、私も必ず伺っています。
ただ、これは期間の話です。期間が決まっても、いま何を見ればいいかは決まりません。
しかも、一時的だったと分かるのは落ち着いたあとです。落ち着いてから振り返って、あれは一時的だった、と言える。
つまり、いま渦中にいる方は、自分がどちらなのかを先に確定させることができません。決められないのは当然だと思います。
その整理が間違っているという話ではありません。ただ、そこは期間の話であって、いま何を見るかという別の問いには答えていない。私はそう受け取っています。
S:RAでは、敏感を肌タイプとは別の軸として重ねています
S:RAでは、ご来店の前に全20問・約2分の肌タイプ診断を実施しています。
このうち、うるおいと皮脂についての答えから、肌タイプの4つの区分が出ます。乾燥肌・混合肌・脂性肌・普通肌の4つです。
そして、この4区分とは別に、敏感さを見るための設問が4問だけ独立して置いてあります。
この4問の結果は、4区分を置き換えません。4区分の上に重ねる形で表示されます。点数の段階に応じて、表示のされ方が変わります。段階によっては、ゆらぎ肌、あるいは敏感肌と呼ばれることがあります。
つまり結果の読み方は、乾燥肌か敏感肌か、ではありません。乾燥肌で、かつ敏感が重なっている、という形になります。
軸が2本あると分かると、総入れ替えするかどうかという問い自体が消えます。入れ替えるのではなく、いま使っているものの上に重ねて考えればいい。
4区分そのものの話は、混合肌を例に先に書きました。この記事は、その上にもう1本の軸を重ねる話です。
「敏感」とひとことで言われるものを、4つに分けて聞いています
診断で敏感さを見る4問は、同じことを4回聞いているわけではありません。「敏感」とひとことで言われるものを、4つの別々の条件に分けて聞いています。
順に書きます。どれも、肌に何が起きたかではなく、その日に何をしていたかという条件の側から見るものです。
1. 化学的な刺激
新しく取り入れたものを使った日と、落ち着かなかった日が重なっているかどうか。
4つのなかで、いちばん手がかりを追いやすい観点です。理由は単純で、何を使ったかは記録に残るからです。買った日、開けた日、使い始めた日。手帳や購入履歴を見れば、あとからでも遡れます。
2. 物理的な摩擦
触れる回数、拭き方、重ねる手数が増えた時期と、落ち着かなかった時期が重なっているかどうか。
ここは見落とされやすいところです。使っているものが先月とまったく同じでも、手数だけが増えていることがあるからです。
気になると触れる回数が増え、確かめるために鏡の前にいる時間が延びる。使っているものが同じでも、条件まで同じとは限りません。
3. 温度への反応
湯の温度、外と室内の気温差、風が直接あたる場所にいる時間。
季節の変わり目に条件が動くのは、主にここです。同じ生活をしているつもりでも、外気の側が勝手に変わっていきます。
4. 体調によるゆらぎ
睡眠、食事、予定の詰まり方。ここだけは、肌の外側の条件です。
だからこの4つ目は、肌を見ても追えません。生活のほうを見に行かないと確かめられない、という性質のものです。
なぜ4つに分けて聞いているのか。運用上の理由はひとつです。どれが動いているかで、次に手をつける場所が変わるからです。
「敏感」という1語のままでは、次に動かす場所が決まりません。決まらないぶん、全部を一度に入れ替えるという話に振れやすくなります。
なお、季節の変わり目に肌が不安定になる理由として、気温差や体調の乱れが挙げられることがあります。そう説明されているのを、私もよく見かけます。
ただ私は、それを肌の状態と一本の線で結んで説明しないようにしています。現場で見ていると、そこまで単純ではないからです。
同じ時期に同じ気温差のなかにいても、落ち着いている方はいます。気温がほとんど動いていない時期に、ご相談をいただくこともあります。
ですからこの4つは、原因を言い当てるための分類ではありません。どこを見に行くかを決めるための入口です。
敏感かどうかを1つの答えで決めるのではなく、4つのうちどれが動いているかを見る。それが私の見方です。
今日からできる、4つのどれが動いているかを確かめる3つ
ここまでを、今日からできる形にします。3つあります。
1. 直近1週間で、思い当たるものを数える
さきほどの4つを見返して、直近1週間のなかで思い当たるものがいくつあったかを数えます。数えるだけです。
順位はつけません。名前もつけません。数えるところで止めるのが、この作業の要点です。
3つ思い当たったから重い、1つだから軽い、という読み方もしません。数はその週の条件の記録であって、点数ではありません。
2. 新しく取り入れるものは、1つずつ、日を空ける
新しいものを取り入れるときは、1つずつにして、次を足すまで日を空けます。
同時に2つ以上を動かすと、落ち着かなかった日がどちらと重なったのかが分からなくなります。これは商品の良し悪しの話ではありません。確かめる手数の話です。
同じ理由で、季節の変わり目に一度に全部を入れ替えるのは、いちばん確かめにくい進め方になります。
3. 4つ目だけは、肌ではなく生活のほうをメモに残す
体調によるゆらぎだけは、肌を見ても追えません。睡眠、食事、予定の詰まり方。この3つを1行ずつ、日付と一緒に残しておきます。
肌の記録と並べたときに、重なる日があるかどうかだけを見ます。理由まで書き込む必要はありません。
最後にひとつだけ。数えた結果に、名前をつけないでおいてください。
ゆらぎ肌なのか敏感肌なのかを、いまここで決める必要はありません。

4つの観点を、もう一度3行で
- 「一時的か、慢性的か」の二択では、いま何を見るかが決まりません
- 敏感は肌タイプを置き換えるものではなく、その上に重ねる別の軸です
- 「敏感」の中身は4つに分かれていて、どれが動いているかで次に見る場所が変わります
4つのうちどれが動いているかは、思い当たるものを数えるだけでも目安がつきます。ただ、それが肌タイプ側とどう重なっているかは、2つを同時に見ないと分かりません。
この記事に書いたのは、見るための観点です。それが肌タイプ側とどう重なっているかは、片方だけを見ても分かりません。
S:RAでは施術前に、全20問・約2分の肌タイプ診断を実施しています。うるおいと皮脂の4区分と、敏感の軸を同時に見るためのものです。
ノーファンデ肌管理サロン S:RA(エスラ)中目黒
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▶ 毛穴撃退コースの詳細はこちら(肌タイプ診断についてもこのページに書いています)
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※本診断はカウンセリングを目的としたものであり、医学的な診断ではありません。
※当サロンの施術はエステティックの範囲で行うものであり、医療行為ではありません。
※効果・実感には個人差があります。
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